
ond°で3年間、アルバイトスタッフとして盛り上げてくれた川合真裕くん。
まちゃ、と呼ばれ親しまれました。
この3月で就職を決め、先日ond°を卒業(退職)していきました。
この場を借りて、思い出を振り返りながら彼にエールを送りたいと思います。
ちょうど3年前、店名がond°に変わる時、縁あって働いてくれることになった時、面接時の第一声をいまでもよく覚えています。
「僕、高校生の時、甲斐さんと会ってます!」
大げさに感じるくらい嬉々として再会を喜ぶ大きな声は、多くを話さずともその天真爛漫な性格を一瞬で理解するに充分なものでした。
週末に音楽活動を精力的に続ける傍ら、来客の少ない平日に行う事務仕事(主にインターネット)や、飛び入り演奏会での司会、自主企画ライブ、出張ライブ、レッスンなど、持ち前の明るいキャラクターや優れたバランス感覚、音楽活動で培ってきた確かな知識と技術を惜しみなく発揮してくれました。

「片腕」という言葉がありますが、そんな言葉では収まらないくらいの新しいアイディアと行動力で、ond°の新たな可能性を広げてくれました。
講師としても誠実で、信頼のおける先生でした。

遅刻の回数には特筆すべきものがありましたが(笑)、そんな事は彼の今後の人生の中で解決していくことと思います。
「常識」と呼ばれる、大変人間の教育には都合のいい言葉があります。
「常識」は、特定の社会で上手に生きるための暗黙のルール。
人を大切にする配慮の形でもあります。
長く生きていれば大概の人は身につくものかも知れません。
しかし、自分の信念のため、特に守るもののためには「常識」を打ち破る勇気とエネルギーが必要になってきます。
彼のスケールは、そういうルールには収まりきらないものがあると感じます。

瞬時に多くの人々を巻き込む力。
どんな価値観も受け止める大らかな心と卓越したバランス感覚。
長所も弱点も惜しみなくさらけ出す自己開示力。
いざとなれば全てを捨てて大切なものを守り抜く信念。
そんな誰にも持てない生まれ持った能力を備えつつ、次に自らが選んだ道で「常識」というルールを身につけ消化した彼が、将来どんなに価値のあることを成し遂げるか、楽しみでなりません。

3年間、お疲れ様でした。
そして、ありがとう。
これからもずっと応援してます♩
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